月曜うつとは
月曜日の朝、頭が重い、気分が落ち込む――そんな「月曜うつ」を経験したことはありませんか?本記事では、その原因と具体的な対策をお伝えします。
月曜うつとは
月曜うつとは
休み明けに生活のリズムが変わり、憂鬱な気持ちのなることを表現しています。
用語的にはブルー・マンデーともいいます。
休み明けの月曜は「また1週間仕事か」と思い、気分がのらず、憂鬱な気分で迎えることを表現しています。世界的にBlue Mondayは休日明けの物憂い月曜日として誰しも経験し広く認識されており、このレベルではうつ病、うつ状態とはいえません。
ブルーマンデー:用語解説|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
この引用となる「こころの耳」とは厚生労働省のメンタルヘルス・ポータルサイト。
きになる文章は「このレベルではうつ病、うつ状態とはいえません。」と言いきっているところです。
ここから月曜うつとはうつ病・うつ状態ではないため 厚生労働省のポータルサイトでは月曜うつとはいわずブルー・マンデーと言い換えています。
本当に月曜うつは、うつの状態ではないと言い切れるのでしょうか?
やはり月曜うつはうつの初期症状だと思う
「やはり月曜うつはうつの初期症状だと思う」これは私の個人的見解です。
うつの初期症状と仮説をたてる理由があります。
厚生労働省の「死亡曜日・時間別にみた自殺」というデータがあります。
このデーターは平成15年という少し古いデータですが、最近のデータには曜日別の数値が公表されていないため、あえてこのデータを参考にします。
平成15年の1日平均自殺死亡数を死亡曜日別にみると、「月曜日」は男80.7人、女27.3人と最も多くなっており、「土曜日」は男53.5人、女21.2人と少なくなっている。
死亡曜日・時間別にみた自殺
圧倒的に月曜が高くなっています。
この数値から月曜うつは「うつ病、うつ状態とはいえません」と言い切れるのか。
疑問になりませんか?
そこで次では月曜うつについてもう少し考えてみたいと思います。
月曜うつと あらゆるリズムと心身の影響
月曜うつとは あらゆるリズムと心身の影響
月曜がうつになるのはあらゆるリズムと心身に影響があるのではないか…
睡眠リズムの変化
まずは睡眠。
平日は規則正しい起床時間や就寝時間ですが、週末はこのリズムを破る傾向があります。
月曜日に体が再び平日のリズムに適応しようとするときに問題を引き起こす可能性があります。
問題はというのは、睡眠が十分とれなくなり、月曜が寝不足の状態で午前中から疲労でてしまいます。
寝不足はうつへの近道です。
かなり危険ですね。
ライフスタイルの変化
週末には、飲酒をともなう食事や運動することがよくあります。
飲酒が増える(飲み過ぎる)と浅い睡眠になります。影響がでてくるのが翌日の朝。起床時間のリズムを破る根本はここにあります。
運動も激しい運動を行ってしまうと疲労がたまります、運動のあとも十分休息をとならないとリズムが狂います。
これらの変化が、新たな週が始まる月曜のストレスにつながる可能性があります。
心理的な要因
週末はリラクゼーションと楽しみの時間であり、それが終わると、特に仕事や学校に満足していない人々は、月曜日に憂鬱な気分を感じる可能性があります。
俗的な言い方をすると「サザエさん症候群」です
サザエさん症候群(サザエさんしょうこうぐん)とは、日曜の夕方から深夜、「翌日(月曜)からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になること[1]の、日本における俗称である(後述するように、テレビアニメ『サザエさん』は日本国内の多くの地域で日曜日夕方に放映される)。
サザエさん症候群 ウィキペディア
ここで話題を中断します。
厚生労働省のポータルサイトでは「うつ病、うつ状態とはいえません。」と伝えていますが、サザエさん症候群 ウィキペディアの中では次のように紹介をしています。
主に学生や社会人など、月曜から学校や勤務が始まる人に起こりうる症状とされる[4]。ごく軽度のうつ病又は適応障害の一種とする説もある[5]
サザエさん症候群 ウィキペディア
楽しい週末が終わり、月曜という現実がやってくる。
仕事を負担・苦痛に感じている人にとってはうつ状態になる要素です。
まさに心理的な要因です。
月曜うつを克服するには
月曜うつを克服すると、一週間のスタートを良好に迎えられます。その結果、仕事や学業のパフォーマンス向上、全体的な生活の質の向上、さらにはメンタルヘルスの維持につながります。
とは言え、克服するにはどうしたらいいのか。
上の章の流れから、週末と言えど、平日と同じ規則正しい生活をすることです。
週末は休息の日とは言われていますが、遊びと休息は違います。
遊び疲れてしまったら休息ではありません。
平日と変わらぬ規則正しい生活を送り、その中で休息をすること。
私の経験では、平日に比べて極端に長い睡眠や、日中(昼寝)は生活のリズムを変えてしまうため、夜眠ることができなくなり、月曜うつを発症してしまいます。
月曜うつを克服するには、生活のリズムを変えないことです。
もしあなたの月曜うつの原因が生活のリズムにないのであれば、この方法で改善することはできません。
ほかに考えられる原因は「人間関係」です。
人間関係の改善方法については他でお伝えいたします。
月曜うつと生活リズム
このブログでは、月曜うつについてお伝えいたしました。
みなさんも月曜うつの経験はあるかと思います。月曜うつは誰もが経験することです。
改善するには、生活リズムです。
つまり月曜うつを改善するには寝ましょう。
十分な睡眠をとることが大切なのです。