大麻グミは、合成化合物「HHCH」を含む製品で、最近のニュースで話題になっています。このブログでは、大麻グミの背景、法的状況、およびその問題点について解説します。
「大麻」というキーワードが全面にでており、誤解を受けかねないニュースとなっているため、あらためて大麻グミというタイトルに絞りブログ化いたしました。
(そもそも大麻グミという名前で販売できるわけがないですし)
大麻グミとは
大麻グミとは
今回問題になった大麻グミは、合成化合物「ヘキサヒドロカンナビヘキソール(HHCH)」を含む製品でのことです。
商品ラベルには決して「大麻グミ」と表示されているわけではありません。
ここが報道を大きくさせている原因です。
HHCHという化合物は、大麻に含まれる有害成分「THC」に似せて作られたもので、日本では現在法律で規制されていません。 11月22日の法律で規制され12月2日をおいてこの法律は施行されます。
HHCHは、大麻の中に微量に含まれる天然のカンナビノイドTHCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)を水素化させたカンナビノイドです。THCHは2020年に発見されたカンナビノイドで、THC(テトラヒドロカンナビノール)より強いレクリエーション要素を持つカンナビノイドとして需要が高まりつつありましたが、2023年8月4日に規制対象となりました。
CHILLAXY CBD | HHCHとは何か
HHCHは「ヘキサヒドロカンナビヘキソール」という名称の合成化合物で、大麻の中に微量に含まれる天然のカンナビノイドTHCHを水素化させたものです。THCHは2020年に発見されたカンナビノイドで、THCより強いレクリエーション要素を持つとされています。
しかし、THCは2023年8月4日に日本で規制対象となりました。大麻グミに含まれるHHCHは、このような背景を持ち、若者たちの間で流通していることが問題視されています。
皆さんがHHCHというキーワードを検索しても、インターネット上で情報が出てきづらいのは、汎用性の高いキーワードではないためです。
また注意したいのがTHCです。
THCは上にあるとおり2023年8月4日に日本で規制されましたが、それまでは規制されておらず。
THCで調べると「CBDに含まれるTHCの比率が◯%の場合合法です。」と現在では誤りとなるコンテンツが数多く存在するからです。
なぜ大麻グミと言われるのか
繰り返しとなりますが、大麻グミが「大麻グミ」と呼ばれる理由は、その成分にあります。HHCHはTHCに似た化学構造を持ち、大麻の効果を模倣することができるためです。
このため、大麻グミは大麻の代替品として一部の若者の間で人気を博しているのではないでしょうか?
HHCHは合成化合物であり、その安全性や健康への影響はまだ完全には明らかにされていません。
日本では法的に規制されていないため、インターネットを通じて容易に入手できる状況が、若者たちの間での流通を加速させています。このような背景から、大麻グミは大麻と同様の効果を持つと誤解され、使用が広がっているのです。
問題にしたいのが「大麻」というキーワードです。
一部の国で認可されているとか、日本でも大麻が緩和されたとか、そんな噂が広がっており、将来「大麻」は合法になるという憶測が流れています。
大麻を認可している国は、大麻を推奨しているわけではなく、大麻を管理することで違法ルートを取り締まることが目的です。(カナダなど)
大麻という薬物、大麻そのものには依存性があります。
大麻を利用することで安易に薬物依存になりかねません、薬物依存としてはアメリカでも問題になっていますね。
大麻の緩和にしても誤解があります。大麻で緩和されているのは医療用のみです。
将来合法になるというのも、どこにも約束されてはいません。
大麻グミ何が問題なのか
さて今回の大麻グミの問題点は、主にその安全性と法的な規制の不備にあります。
THCは禁止されています。
またHHCHの元となるTHCHも禁止されています。
HHCHは禁止された化合物から合成化されたものであり、その健康への影響は未だに不明です。
特に若者たちが無知のままこれを使用することは、重大な健康リスクを伴います。
日本ではHHCHを含む大麻グミは法的に規制されていないため、インターネットを通じて容易に入手できる状況が続いています。このような状況は、若者たちを危険な状況に晒すだけでなく、薬物乱用の問題をさらに複雑化させています。大麻グミの流通と使用は、社会的な問題としても重要な課題となっています。
大麻グミの事件から学ぶこと
大麻グミに関連する事件は、合成化合物の危険性と法的な規制の重要性を浮き彫りにしています。特に若者たちが容易にアクセスできる環境は、彼らの健康と安全を脅かす大きな問題です。
この事件から学ぶべきは、合成化合物の使用と流通に対する厳格な規制の必要性です。また、若者たちへの正しい情報提供と教育も重要です。大麻グミのような製品がもたらすリスクを理解し、適切な対策を講じることが、今後の社会におい必要でしょう。
と、ここまで優等生なまとめをしまいたが、私的に大麻グミ事件での問題点をまとめます。
- 一部世代から大麻(または薬物)に依存したいとう考えがあること
- 憶測だけで大麻に対する将来性を期待している考え方がある
- 大麻にある依存成分は化合物として次々と開発される可能性がある
- インターネットで手軽に手に入る
- 法律規制が間に合っていない
- マスコミが「大麻に似た成分のグミ」ではなく「大麻グミ」としてバズらせた