THCが禁止される理由

THCが禁止される理由 CBD
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THCはカンナビスの主成分で、心地よい高揚感やリラックス感をもたらすとも言われていますが、一方で依存性や心理的・物理的健康問題を引き起こす可能性があります。
これらの理由から、多くの国々で制御されています。
特に、日本では大麻取締法によりTHCは規制されています。このブログでは、THCが禁止される理由、THCの性質、万が一THCを手に入れた場合の対処法、そして日本におけるTHCの法律的位置づけについて詳しく解説します。

THCが禁止される理由

日本では、THCは大麻取締法によって規制されています。大麻取締法では「大麻」とは、大麻草とその製品を指し、大麻草の成熟した茎や種子にはTHCがほとんど含まれていないものの、大麻草の葉や花穂、樹脂部分には大量のTHCが含まれています​。

THCは麻薬及び向精神薬取締法上の麻薬です
心地よい高揚感やリラックス感が元に依存性を引き起こす可能性があり、長期的な使用は心理的および物理的健康問題をもたらす可能性があります。すでに結論を書いていますが、日本政府がTHCを規制する主な理由はここにあります。

CBDは法律で規制されているのか – 心やすらかに

THCの依存性について

THCの依存性について、厚生労働省の「大麻取締法等の改正に向けた検討状況につい」というスライドPDF 2.薬物乱用への 対応 16ページの解説を引用いたします。

大麻に含まれるTHCが有害作用をもたらすことが示されており、自動車運転への影響、運動失調と判断力の障害(急性)、精神・身体依存の形成、精神・記憶・認知機能障害(慢性)等、同成分の乱用による重篤な健康被害の発生が懸念される。

大麻取締法等の改正に向けた検討状況について

THCとは

THCはテトラヒドロカンナビノールの略で、カンナビス植物の主成分。こう書くと柔らかくなりますが厚生労働省は次の表現をしています。

大麻に含まれる有害成分、THC(テトラヒドロカンナビノール)は、幻覚作用や記憶への影響、学習能力の低下等をもたらします。

今、大麻が危ない!

詳しく説明をすると、THCはカンナビノイド受容体であるCB1に自ら結合しているものです。
CB1は脳神経に広く分布しているため、THCは強く精神に影響を与えます。

ここが「THCは、気分が高揚したり欲求が高まったりします」にあたるのです。
THCはマリファナの原料ともなっており、THCの利用は学習能力の低下、運動失調、精神障害などにつながる有害なものです。

大麻の有害性

今、大麻が危ない!

ただしTHCの成分はてんかんに効果があるということで医療用に限り利用の緩和がすすんできています。

CBDと医療 – 心やすらかに

万が一THCを手に入れたら

そんな麻薬であるTHC、万が一手に入れたらどうするのか。
日本では、THCを含む製品の製造、販売、所持は法律で禁止されています。もし万が一、THCを手に入れた場合、法律により重大な罰則が科される可能性があります。THCは日本において非常に厳しく規制されているため、THCを手に入れることは強くお勧めできません。

2023年8月3日までは比較的手に入りました。(ただしTHCではなくCBDに含まれているTHCという意味です)

現在もまだ非公式で流通している可能性があります。万が一手に入れてしまったら、まず弁護士に相談をしてください。
法律上では所持も罰則があります。

(1)個人が使用するなどの目的で所持していた場合大麻取締法第24条の2第1項が適用され、5年以下の懲役が科せられます。
懲役のみで罰金の規定がないので、有罪判決が下された場合に言い渡されるのは必ず懲役です。

大麻は所持したら逮捕? 所持が発覚するケースと逮捕後の流れ

今後も大麻の法律が改正されていきますので、CBDの中にTHCが含まれているとわかった時点で弁護士です。弁護士はお近くの弁護士さんか麻薬に詳しい弁護士さんへ相談するのがいいでしょうね。

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THCは指定薬物です(まとめ)

THCは日本では指定薬物とされており、その製造、販売、所持は法律で厳しく規制されています。
THCの規制は、公衆の健康と社会の安全を保護し、特に若者の健康を守るための重要な措置です。日本政府は、THCの悪影響を防ぐために大麻取締法を通じて厳格な規制を施しています。

「今後、大麻が合法になる、だからTHCも大丈夫」という言葉には信ぴょう性はありません。
合法になる根拠も条例もでていませんので、そのような噂を信用せず 法律に従って行動をしてくださいね。

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